2018年10月05日

火焔土器の魅力 〜3〜

平成30年9月1日(土)〜11月4日(日)の会期で、秋季企画展「火焔土器の魅力」を開催しています。火焔型土器をテーマに、津南町および他地域の土器など300点以上をご覧いただきます。
企画展をもっと楽しんでいただけるように、なじょむ&もんたが見どころを解説します!
(全6回)


旅する“火焔土器”part1-北陸篇-

 信濃川流域に分布する“火焔土器”は、北へ、西へ、東へと旅をします。今回は西への波及を紹介します。上越・糸魚川地域では、信濃川流域の土器文化ではなく、北陸地方の土器文化が展開します。
火焔土器の魅力3-3.JPG

糸魚川市長者ヶ原遺跡では、変容した火焔型土器が出土しています。
火焔土器の魅力3-1.JPG

さらに西の富山県でも、火焔型土器の関連資料が客体的に認められます。火焔土器の魅力3-2.JPG

このように、他地域に進出して変容した火焔土器を、「火炎系土器」と呼んでいます。

(次回につづく)


<なじょむ&もんたに質問>
企画展の土器の中から、気に入った文様を教えてください。

文様なじょむ.JPG
なじょむ 「山形県台ノ上遺跡の土器には、ロマンを感じるね」

文様もんた.JPG
もんた 「上越市山屋敷T遺跡の土器のキレイな渦巻きにうっとり」


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2018年09月28日

火焔土器の魅力 〜2〜

平成30年9月1日(土)〜11月4日(日)の会期で、秋季企画展「火焔土器の魅力」を開催しています。火焔型土器をテーマに、津南町および他地域の土器など300点以上をご覧いただきます。
企画展をもっと楽しんでいただけるように、なじょむ&もんたが見どころを解説します!
(全6回)


火焔型土器の成立前夜−南魚沼市五丁歩遺跡の縄文土器−

火焔型土器の成立を考える上で、注目されているのが、五丁歩遺跡の縄文土器です。火焔土器の魅力2-1.JPG
特徴は、口縁部に幅狭い区画、頸部〜胴部を一つの文様帯とみたて斜めに下る文様を描きます。火焔型土器と異なり、胴部に文様空白部が多くあり、三叉文と呼ばれる印刻文などで埋められます。これらを、最新の研究では「五丁歩式土器」と呼んでいます。

魚沼市親柄上ノ原遺跡の縄文土器は、一見火焔型土器ですが、文様の描き方は五丁歩遺跡の土器と類似しています。火焔型土器の成立以前〜成立期にかけて、こうした火焔型土器に類似する土器が認められます。
火焔土器の魅力2-3.JPG


(次回につづく)


<縄文着試着コーナー>

縄文着の試着コーナーができました。
縄文着試着コーナー.JPG
本物の土器を持って写真を撮ることもできます。
写真を撮って、みんなに自慢しちゃおう!


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2018年09月22日

火焔土器の魅力 〜1〜

平成30年9月1日(土)〜11月4日(日)の会期で、秋季企画展「火焔土器の魅力」を開催しています。火焔型土器をテーマに、津南町および他地域の土器など300点以上をご覧いただきます。
企画展をもっと楽しんでいただけるように、なじょむ&もんたが見どころを解説します!
(全6回)
火焔土器の魅力1-1.JPG


「火焔土器」の発見と“火焔土器のクニ”

 昭和11(1936)年12月31日、長岡市関原の馬高遺跡にて、一つの縄文土器が掘り出されました。それは、炎が燃え盛るようなそのフォルムから、「火焔土器」と名付けられました。
火焔土器の魅力1-2.JPG

この発見から80年以上が経った現在、火焔土器は信濃川流域の遺跡で次々と発見され、信濃川上・中流域(およそ津南町〜三条市)に集中することがわかっています。すなわち約5,000年前、この信濃川流域は“火焔土器のクニ”でした。
火焔土器の魅力1-3.JPG

約5,000年前、津南町では火焔土器を使う人々が、幾つかの集落に点在していました。彼らの持っている土器は、在地のものである火焔型・王冠型のみならず、他地域の土器が共に組成されています。他地域とつながりを持ちながら、ムラが形成されていたことがわかります。
火焔土器の魅力1-6.JPG

(次回につづく)



<なじょむ&もんたに質問>
どの火焔型土器が好きですか?

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もんた 「ぼくは、日本一大きい道尻手遺跡の火焔型土器。大きくてカッコイイよね!」

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なじょむ 「わたしは、諏訪前遺跡の火焔型土器。バランスが好きです」


posted by なじょもん at 15:22 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする